2015年06月08日

仁義も道徳も

歴史上の人物は良く描かれたり、毀(かこ)って描かれたりもする。
後世の人たちの考え方一つであったりする。

その中でも『三国志』でよく知られる曹操(そうそう)も、そんな人物の一人。
彼は、漢末の朝廷に仕え、動乱期に当代一流の兵法家としての実力を発揮し
実質的に魏を興すことになるnu skin 如新
そして、すぐれた文人であり詩人でもあった。

そんな人物だが、『三国志演義』では極悪人に描かれ、
京劇などでも悪役の代表でもある。

それは、それなりの理由もある悉尼自由行

曹操は、新しい酒造法を開発するような人物でもあったが、
実質的に天下の実権を握っていたときに「酒造禁止令」を出す。
これは、兵糧確保のためであったが、
曹操の実質的なナンバー2の立場であった孔融(こうゆう)が、
「どうして」なのかを訊ねると、
曹操は、「酒は亡国のモトなれば」と応えた。

この孔融は孔子の二十世の子孫であり、教養にかけては、
並ぶものなきという人物だったせいか、
「亡国のもととなったのは、
酒、色事に限らず、仁義も道徳も、場合によっては、
学問さえも亡国となった例がある」
と曹操に弁舌をぶった。
曹操は激怒し、孔融を一族もろともに処刑したという。

この処刑の理由は、
「言多ければ事をして敗れしむ (言多令事負)」
すなわち、トップに対する一言(ひとこと)が、多いために起こった事。

いつの時代も、
独裁国のナンバー2は、非常に微智能護膚妙と言えそうだ。


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Posted by iooi at 11:27 | Comments(0) | pad
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